思い起こせば、彼との出会いは3カ月前
真っ黒でクリクリの大きな瞳、ブロンズ色の毛。
彼は、無邪気にグリーン色のボールを追いかけていたのでした。
私は、一瞬のうちに彼を好きになりました。
出勤の度に出会う彼。
彼に会うのが楽しみでした。
でも先日、唐突に別れがやってきたのです。
でもそれは、悲しい別れではなく、
彼の幸せを願う別れでもあったのです…。
彼の前で、幸せそうに彼を見つめ、微笑む女性。
彼は、クルクル渦巻状に巻かれたシッポを
一生懸命振りながら、うれしそうに飛び跳ねていまいた。

そのかたわらで、その女性のご主人と思われる方が、
なかなか出て来ないお店の人を大きな声で、
「すみませ~ん。すみませ~ん。」と呼んでいましたが、
何の反応も無く、私と目が合ったご主人は、
照れくさそうに・・・、でも幸せ一杯の笑顔
その時、私はもう彼に会えないのだな…という思いと同時に、
こんな素敵な夫婦の家族の一員になれるんだ。
良かったぁ~!
と私まで幸せな気分になったのでした。
いつも通るペットショップのケージの中。
何事もなかったかのように、
今はポメラニアンの子犬が無邪気にボールを追いかけています。
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